注目

ミネルバ大学 双方向型オンライン授業を支えるテクノロジー

片山晴菜

広告

 

こんにちは、片山晴菜です。

ミネルバ大学の授業は全てオンラインで行われることを知人に説明すると、大抵は大手予備校が導入しているような録画式授業か、Skypeのようなオンラインコールを思い浮かべます。私も実際に授業を受けるまでは、パソコンの画面越しにどこまで教授やクラスメイトとコミュニケーションが取れるかまるで想像もつきませんでした。

しかし、ミネルバ独自のオンラインプラットフォーム、Active Learning Forum(通称ALF)は学生の学習効果を向上させるために綿密にデザインされており、私の期待を良い意味で裏切ってくれました。

ミネルバでの授業も既に7週目を迎え、ALFの全ての機能や授業の流れが一通り理解できたところで、反転授業を活用した、インラタクティブな授業を支えるALFの仕組みを皆さんにお伝えできればと思います。

学習効果を最大限に引き出す、ALFの授業内の基本的な構造

ミネルバでは どの学生も先述のALFというアプリをパソコンにダウンロードしています。ALFからは各授業にアクセスできるだけではなく、録画された授業を後から見返したり、授業評価を確認したりすることができます。

学生は授業に参加する前に、各授業のアナウンスを確認し、学生は課題図書を読んで事前課題に取り組みます。例えば4週目のComplex Systemの授業ページにアクセスすると、下記(画像1)のように表示され、授業のLearning outcome、課題図書、事前課題が確認できるようになっています。

screencapture-seminar-minerva-kgi-edu-app-courses-145-sections-519-classes-12370-1508150569418
授業後は“Assessment”から授業の録画とパーソナライズされた授業内評価が閲覧できる(画像1)

授業の開始時刻近くになると“Enter Class”のボタンを押して、“教室”に移動します(画像2参照)。基本的に常に授業内ではパソコンのスクリーンの上部に教授と学生全員のライブ動画が映し出されていて、お互いのリアクションを確認できるようになっています。どの授業も18人以下のセミナー形式で行われており、通常の大学の大講堂での授業では、周りの学生と雑談が始まったり、他の学生の話し声で教授の声が聞こえなかったり、ということもあるかと思いますが、ミネルバの授業は 個々が異なる場所で受講している上に、発言している以外の学生のマイクはミュートになっているので、なんの障害もなく授業に没頭することができます。

効果的なコミュニケーションを促進する機能として、画面右側のサイドバーには発言や質問をしたい時に「挙手」できるボタンや、単純な質問に対する回答を素早く収集するのに役立つ「Yes/No」ボタンが収納されています。発言しようとしたが時間の都合上 教授が指名できなかった場合や、自分の意見を思い通り伝えられなかった際、フォローアップのコメントをしたい時などにはチャット機能が幅広く活用されており、一人ひとり学び漏れの無いようにする工夫が充実しています。また、特定のショートカットキーを押すことで「賛成」や「困惑」等の絵文字を個人の画面に表示できるようになっており、他の人の発言を遮ることなく自分の意見を伝えることができます。

Screen Shot 2017-09-21 at 11.43.05
他の学生の陰で授業と関連のない作業をしたり、教室の端で居眠りしたりする学生もいない(画像2)

上記の画像からも分かるように、授業内ではスクリーンにGoogleドキュメントを表示し共同で作業することができます。教授が学生と共有するスライドはオンタイムで書き込みも可能なので、大講堂での「遠くてプロジェクターが見えない」や「配られたプリントを見ても教授がどこの箇所を指しているのか分からない」といった“あるある”に悩まされることも全くありません。

もともと少人数のクラスではありますが、毎授業さらに小さなグループに分かれてディスカッションをします。この時も机を動かしたり、グループ割りを決めたりするような時間の無駄はなく、システムが過去のデータを元に学生を均等に振り分けます。グループワーク中も教授は各グループのディスカッション内容や進捗度合いを見聞きすることができ、必要に応じて学生をサポートできる体制が整っています。

授業内では学生の理解度を確認するため、また多様な考え方をクラスメイトから学ぶために「Poll Question」と題したアンケートを頻繁に取ります。集められた回答は教授だけが見ることもできますが、クラス全員で閲覧することも可能で、多くは他の学生の意見をもとにディスカッションを重ねます。また選択問題の場合は集めた回答がすぐにグラフ化されるのも、通常の教室ではなくALFだからこそできることでしょう。

スライドショーには JavaScript が必要です。

個人レベルでの指導を可能にするフォローアップシステム

ミネルバ大学の特徴の一つに「テストがない」ことが挙げられます。その代わり、学生は授業中の発言やPoll Questionの回答、および研究課題に対し5段階の評価が与えられます。これは、実社会ではテストが無い代わりに日々の成果が評価されることを考慮したものです。

録画された授業は“Assessment”(画像1参照)から確認できます。トップページには自分の授業内での発言にすぐ飛べるようになっているので、教授から自分の特定の発言に対するコメントがある場合もすぐに前後の授業の流れを把握することも可能です。また、授業内では 自分が後で見返したい瞬間を「ブックマーク」することもできて、効果的に復習できる工夫が施されています。授業内での自分のPoll Questionの回答をまとめたページでは、各回答に対する教授による評価とコメントを見ることができます。

assessment_toppage
Assessmentのトップページ。“Who”というパラメーターの設定を変えることで、教授または特定の学生の発言のみ表示させることもできる。もちろん録画動画の閲覧速度を変えることも可能。(画像10)

Assessmentページでは授業ごとの自分のパフォーマンスが確認できますが、“Outcome Index”ページではLearning outcomeごとの評価がひと目で分かるようになっています。

例えば私の#deductionというスキルの平均パフォーマンスは3.03と表示されています(下記 画像11参照)。#deductionの概念は9月6日の授業で最初に紹介されましたが、その後の授業や研究課題にも他のスキルと合わせて歯車式に繰り返し応用することで、概念自体の正しい理解を深めることはもちろん、スキルの活用法を学んでいきます。(ミネルバで1年目に習う“HCスキル”についての簡単な説明については日本人同級生 日原翔によるこちらの記事を参考にしてください)

outcomeindex_deduction
スキルを正しく使用していても3の評価が与えられるだけなので、教授にもよるが4の評価を取ることさえ難しい。逐一数字で表示される評価に敏感な学生もいるが、個人的には「良い評価を取るため」ではなく「過去の間違いから自分が学習しているか」を確かめるための指標にしている。(画像11)

また、教授は世界各地に点在しているものの、他の大学のようにオフィスアワーを設けているので、個人的な質問をしたい時に個別に話をすることができます。教授に話しにくいことがあれば各学生についているアカデミックアドバイザーに相談することも可能です。他の学生とは寮で共同生活をしているため、簡単なことはお互いに教え合って理解を深めます。

常に進化し続けるALFを支える、技術チームの徹底したサポート体制

ミネルバの技術チームの魅力はなんと言っても、問題を投げかけた時の反応の良さ(responsiveness)と課題対処のスピードです。

ALFは現時点でも既に優れた機能を抱えていますが、時には学生が使いにくいと感じる場面もあり、硬直した完全なプラットフォームではありません。ゆえに技術チームはいつでもALFをより良いものにするための提案を募集しています。そのために作られたウェブサイトでは他の学生による 新しい機能の提案の一覧を見ることができて、共感するものに投票することもできます。技術チームの動きの透明性を高めるために、各提案には「検討中」「完了」「却下」のステータスが表示されていて、却下された場合はその理由も添えられています。部分的な改善であれば提案から一週間以内に完了することも多く、技術チームの仕事の速さにはいつも驚かされます。私も先月2つの提案をしましたが、どちらも受理され、一週間後には変更が加えられていました。

個人的にはALFが原因で授業に大きな支障が出た経験はありませんが、授業内に技術的な問題が浮上した場合は、Live Chatで即座に技術チームのサポートを受けることができます。

 

かなりボリュームのある記事になってしまいましたが、ミネルバの双方向的な授業を支えるテクノロジーについて、少しでも分かっていただけたでしょうか。ミネルバのALFのような オンラインプラットフォームは学校教育のみならず、企業の社員研修や遠隔会議、カスタマーサポートなど形を変えて異なる分野に導入されていくはずです。高等教育に改革を促すミネルバのアプローチが、国内で多様な学び方を展開するためのテクノロジー開発を進める方々に新しいアイディアをもたらすことに繋がればとの思いで、今回のテーマで記事を書きました。

ミネルバがALFを用いて現在の教育に対抗する一つの解決法を提案する一方で、中にはALFのアプローチが気に入らず早くも自主的に退学した学生もいます。そういったこともありミネルバは万人向けの大学では無いと言われますが、これから引き続き私がミネルバでALFを使って学んでいく中で より良いアプローチを模索し、その過程における発見を皆さんと共有して新たな解決法を世の中に提案する手助けをしていきたいと思っています。

 

Thumbnail photo by Milan Park

*今回の記事の執筆にあたり、ALFの知的財産権を侵害しないようミネルバ大学メディアチームにコンタクトをとりました。

**当記事の画像の使用についてはその旨を事前にお申し付けください。場合によってはお断りすることもあります。

 

 

 

注目

海外経験もない北海道の学生がUWCを卒業しミネルバ大学に進学することになったきっかけ

片山晴菜

 

こんにちは、片山晴菜です。

前の記事で少し触れた通り、私は北海道札幌市で生まれ育ちました。地元の高校を退学したのち米国UWC-USAに進学するまでのおよそ17年間、海外経験も無ければ 英語で学ぶ環境に身を置いたこともありませんでした。周りの友人はみな スポーツや学校の勉強に励んでいた一方で、私は募金活動に奔走したり、国連でMDGs(国連ミレニアム開発目標、SDGsの前身)の研修を修了したり、と様々なことに手を出していました。するといつからか、同学年や後輩の保護者の方から「うちの子は遊んでばかりで何にも興味を示す様子が無くて。どうしたら色々なことに外向的に挑戦するようになるでしょうか」と相談されるようになりました。

スポーツや芸術・学問に一生懸命取り組む生徒や、わき目も振らず受験勉強に励む生徒を否定するつもりは全くありません。何か目標や好きな事があって、それにひたむきに努力する生徒や同級生のことはむしろ心から尊敬していますし、読者の方には私の言うことだけを鵜呑みすることの無いようにして欲しいと思います。

ただ、道外に出ることに抵抗が強く、保護者も子供も地元“エリート”志向の根強い北海道では、課外活動や海外留学に対する関心は首都圏と比べると圧倒的に低く、そもそもそういった選択肢があるということすら知りません。この記事では そうした生徒の選択肢や可能性といった部分を広げるための一つのアプローチとして、生徒が「学校」という括りの外の世界に飛び込むことを提案しています。

そこで先ずは両親に海外経験がある訳でもない私がUWCを卒業し、ミネルバ大学に進学するという妙な進路選択をするに至った経緯、私が幼い頃より様々な事象に興味を持ち、学校の枠を超えて色々な活動に挑戦してきた動機についてをお話しします。

 

校外のコミュニティーの重要性

学校は入門編としての学問や受験に対応する知識の取得、また人間関係を学ぶ上で重要な役割を果たしますが、国内の一般的な学校で児童/生徒/学生が得られる知見は限られているように思えます。そうした学校教育を受ける中、私が小学校低学年で初めて環境問題や難民問題などについて興味を持ったのは、校外での出来事に要因がありました。

私はガールスカウトという団体に幼稚園年長時より所属していました。ガールスカウトとはボーイスカウトの姉妹団体で、現時点では女子のみが参加できる団体です。野外活動や街頭での募金活動を主な活動内容としてイメージされることが多いガールスカウトですが、その活動内容は地域での奉仕活動から世界的な社会問題解決の貢献、と多岐にわたります。

私が7歳の時に「難民」という言葉を初めて知ったのも、当時ガールスカウト日本連盟が全国的に取り組んでいた活動の一つ「Peace Pack Project」に参加したことがきっかけでした。このプロジェクトはタイに住むミャンマー難民の子どもたちに文房具を送るというものでしたが、毎朝私が「布団から出たくない」と駄々をこねて学校に通っていた世界の裏側で、学校に通いたくても通えない同世代の子どもたちがいることに非常に驚きました。それからの数年間は、私が当時通っていた公立の小学校で このプロジェクトの宣伝をし、クラスをまたいで文房具の寄付を募っていたことを今でも鮮明に覚えています。他にも 植林や地域清掃を通して環境問題を意識したり、ユニセフ・ラブウォーク等のイベントに参加して自分たちで水瓶を運んで歩き、発展途上国のインフラの整備状況を体験することで貧困問題に触れたり、と幼い頃より校外のアクテビティーに多数参加し、様々な社会問題に触れる機会がありました。

ガールブラウニー
当時6歳、ガールスカウトの集会にて。おてんばで色んな人に迷惑をかけていた。

 

小学校4年時には札幌市内のガールスカウトが一堂に会するイベントの実行委員としてMDGs(国連ミレニアム開発目標)を学びました。飢餓の撲滅や初等教育の普及等、世界の社会問題について より現実味を増した理解ができるようになり広義での「国際協力」に学術的な興味を抱くようになりました。MDGsについての理解をさらに深め、社会に発信していきたいという思いが強くなり、中学2年時には少年少女国連大使として国連本部やUNICEFなどの国連下部組織で一週間の研修を修了し、帰国後は学校の生徒や市民にむけて啓蒙活動を行うまでに至りました。

これらの知識は、私が小学校・中学校の教科書や校内の友人との繋がりだけでは学べなかったことです。校外のコミュニティー、私の場合はガールスカウトという団体に身を置いたことで、様々な活動および人との関わりを通して興味の対象が広がりました。

 

一つのコミュニティーから別のコミュニティーへ

また、高校1年の秋には模擬国連の全国大会に参加する機会にも恵まれました。しかし当時応募段階では模擬国連という言葉すら知らず、道内で模擬国連部のある高校は一校も確認できませんでした。ただ国連という言葉に惹かれて一から競技のルールを学んだ上で参加しましたが、全国の参加者と大会後にSNSで繋がった後、私と彼らの住む世界の違いに愕然としました。まさに「井の中の蛙 大海を知る」といった具合で、首都圏や関西の進学校出身の大半の参加者は、哲学オリンピックに参加したり、政治における女性の地位向上を促す学生団体を運営していたり、と道内の高校では考えられないような活動をしていた生徒ばかりで、私も彼らのような仲間と切磋琢磨する生活を送りたいと自然に考えるようになりました。(私が属したコミュニティーの人間が、たまたま私の向上心を刺激してくれるようなメンバーだっただけであり、やみくもに模擬国連や課外活動をしている人間が偉いとう訳では決してありません)

また予て偏差値だけで個人を評価する日本の大学入試制度や、硬直した教育カリキュラムにも疑問を抱いており、他の国の教育制度を体験してみたいと思っていました。これらを考えていた時期に運良くUWCのことを知り、UWCのミッションに共感した世界中の仲間となら理想の環境でお互いを高めあえるだろうと考え、無謀にも海外進学への舵を切ることになりました。

IMG_8379
柳井正財団」同期奨学生と。この財団も私の一つの「コミュニティー」であり、全米各地で奮闘する仲間の姿は私の原動力にもなっている。

初めはガールスカウトという一つの団体だけに所属していたのが、そこで発掘した自分の興味のある事柄をきっかけにたくさんのことに挑戦するようになりました。その際に属したコミュニティーでの経験を機に、より高い嶺を目指そうと新たな地で新しい仲間と更に異なる挑戦に挑む。私がミネルバ大学に進学することになったのも、その繰り返しがあったからこそだと信じています。

そしてこの7月、新たなコミュニティーが日本で発足しました。

1100人から選ばれた、96人の若き異才集団

“「高い志」と「異能」を持つ若者が才能を開花できる環境を提供し、未来を創る人材を支援する” —— この壮大でありながら明確な目的のもと孫正義氏は「一般財団法人 孫正義育英財団」を設立しました。役員には棋士の羽生善治氏、山中伸弥 京都大学iPS細胞研究所所長、五神真東京大学総長、みずほフィナンシャルグループ 佐藤康博社長兼グループCEO、三井住友銀行 國部毅頭取兼最高執行役員といった各界のビッグネームが名を連ね、総掛かりで新世代のリーダーの支援にあたります。初年度となる今年は1100人超の応募があり、そのうち8歳から26歳の96人の若者が支援人材(財団準会員)として選ばれました。

渋谷の会員施設には書籍や論文に加えて、3Dプリンタ(ULTIMAKER 3 EXTENDED)、Pepper、VR(VIVE)、AR(Hololens)、スーパーコンピュータ(DGX-1)等のガジェットが常設されており、自分のアイデアをすぐに形にできる環境が整っています。7月28日には当施設で財団の開設記念セレモニーが行われ、私も出席しました。孫正義育英財団を奨学金等の支援財団と考えている方も多いようですが、私は本財団を「多様な角度から社会の発展を目指す同世代の仲間と交流する場」と捉えています。開設記念セレモニーにおいては、他の場所では出会えなかったかもしれない、あらゆる分野の未来の牽引者と交流を図ることができました。世界的に有名な科学誌に自らの論文が注目の論文として掲載された経験のある大学生および若手研究者らに加え、「12歳でアレルギーのアプリ開発をしU-22プログラミングコンテストで経済産業大臣賞を受賞した中学生」「14歳で3社のベンチャー事業にエンジニアとして加わり、最近はUCLでゲストスピーカーとして招待を受けて講演したり、自ら立ち上げた決済サービス関係の新事業を展開したりする16歳の高校生」や「アプリ開発で会社に約2億円の売り上げをもたらした18歳の女マークザッカーバーグ」「高校生の時よりロンドン大学で自閉スペクトラム症の研究に携わり、国際青年脳科学協会の副代表理事も務める大学一年生」など、そうそうたる実績を持つ「異才」が集まっています。

IMG_0034
「孫正義育英財団」開設記念セレモニーにて。瞬きしているが、私は左から2番目。(孫正義育英財団事務局撮影)

 

私の通うミネルバ大学は創立4年目で、200人程度の非常に少ないクラス単位で世界7都市に移り住むので他学年との交流に欠いています。多様な角度から社会の発展を目指す幅広い世代層と交流する場に欠けているとも言えます。私の新たな「コミュニティー」となった孫正義育英財団をその交流の場とし、異なる専門分野の知見や観点を持ち寄ることで、それぞれが取り組んでいるプロジェクトを更に発展させたり、会員同士がタッグを組んで新たなことに取り組んだりと、切磋琢磨する中でお互いに良い刺激を与えあう関係性を構築していきたいと考えています。それが結果的に財団のコミュニティーを越えた 社会の向上に繋がると、私は信じています。

また、私は自分が特に「異才」を持っているとは思いませんが、ひとまずは日本人が誰も未だ体験したことのない、ミネルバにおける世界最先端の教育の仕組みや思想、7都市で学ぶ中で得られる知見を財団および社会に還元したいと思っています。異才に囲まれたこの恵まれた環境でどんな化学反応が起こせるか、とてもワクワクします。みなさんは自分を奮い立たせてくれる環境に飛び込んでいますか?

 

さて、サンフランシスコに来て一週間のオリエンテーション期間が過ぎ、大学では本格的に授業が始まりました。上級生から聞いてはいましたが、リーディングやリサーチの量が多く、内容も理解に時間を費やすものばかりで、午前中しか授業が無いのに1日があっという間に終わります。でもその分やり甲斐が感じられるので、1年後の成長が楽しみでなりません。これから本格的に、オンラインの授業の内容と仕組み等 ミネルバの内情をみなさんにお伝えしていこうと思います。それでは。

Thumbnail image by Moosa Ali
注目

なぜ私がたった創立4年目のミネルバ大学への進学を決めたのか

片山晴菜

 

はじめまして、片山晴菜です。

16年間札幌で生まれ育ちましたが、日本の入試制度と教育システムに疑問を抱き、当時通っていた高校を退学。経団連から奨学金を頂いて米国ニューメキシコ州に位置する高校、UWC-USAに留学し、“人食い族に追いかけられたソマリランド人” や “国連軍の服務で叔父を亡くしたネパール人” など多様なバックグラウンドを持つ90カ国の仲間と2年間を共にしました。

そしてこの秋より「世界最難関」の大学として注目を集めるミネルバ大学に、日本人初の学生として進学します。

このブログでは、9月以降からは入学後のミネルバの様子とそこでの実体験の紹介をメインに書きますが、それに加えて、地方で生まれ育った私が海外進学を選んだ動機や、UWCでの90カ国の仲間との経験など個人的な話もマイペースに綴っていこうと考えています。

初めてとなる今回の記事では「なぜミネルバ大学を選んだのか」という最もよく尋ねられる質問に、簡単なミネルバ大学の説明を添えた上でお答えしたいと思います。

そもそもミネルバ大学とは?

“米国一の名門、ハーバード大学よりも難関で、合格率はわずか1.9%。しかし授業料は5分の1。キャンパスはなく、授業は全てオンライン。ただ学生たちは寮で共同生活し、4年間、世界7都市を渡り歩いて学ぶ。
—— 週刊東洋経済 2016年12月24日号 79P

ミネルバ大学の授業は全てオンラインで行われており、パソコン一つあれば どこからでも授業を受けられるので、教室はありません。図書館やジムなどの施設は、街にある施設を使えばよいという考えから、キャンパスもありません。しかしオンライン大学と違い、学生は寮で共同生活をすることで対人関係を学び、仲間との友情を育みます。また、学生は学年ごとに世界7都市を移動し、その都市に密着した学び・生活を体験します。学生も50を超える国から集まっており、非常に多様性に富んだコミュニティーが形成されています。

Minerva Interactive Workshop_16072017.pptx.jpg

なぜ私がミネルバ大学を選んだか

世界7都市を渡り歩くのはもちろん楽しみです。公教育のシステム一つをとっても、各都市・地域ごとの社会的要因や文化的背景等を反映した課題や、その改善法があるはずです。4年間で7都市通りの具体例を、その土地で生活しながら学ぶというのは、他の大学ではなかなかできないことだと思います。

しかし数多くある世界中の大学の中から、新設で知名度も未だ低いミネルバ大学を選んだのには他にも大きな理由があります。

従来の教育から脱却した、実践力を鍛えるカリキュラム

今まで小中高と、同じような教室に閉じ込められて、一方的な授業で睡魔と戦い、試験のための暗記ばかりを強いられてきました。でも12年間もやれば、十分じゃないか。それよりも、次の4年間は、今まで学んだ知識を実際の社会問題の解決に活かすための実践的なスキルを学びたいと思うようになりました。

ミネルバの学生は専攻を決める前に、入学後1年間かけて4つの技能(批判的思考力、創造力、コミニュケーション能力、インタラクション能力)を学ぶことで、将来どの分野でも幅広く応用できる基礎となる力を養います。また金曜日には授業が無い代わりに、街の研究機関や地方政府等と連携して実際に課題に取り組むことを目的とした体験型学習に充てられています。

ミネルバには「Professional Development Agency」という部署があり、会社や機関へのアウトリーチ活動や 学生と受け入れ先のマッチングはもちろん、学生に対しての密な個別指導や人材育成を通して、他の大規模大学には無い個人レベルでのキャリア指導を実現しています。ミネルバの夏休みが120日と長いのも、夏の間に学生がインターンシップをすることを奨励しているためです。

P1010190 2.jpg
高校(UWC-USA)の寮の仲間と。2年目のルームメイトはパキスタン人だった

生徒の自主性を尊重する柔軟な環境

昨年の11月に若者版ダボス会議と呼ばれる世界サミット、One Young World に参加する機会があり、そこで多くの世界中の大学生が自分の開発したプロジェクトについて誇らしげに語っている姿を目の当たりにしました。私もプロジェクトを立ち上げたことはありましたが、どれも一回限りの企画だったため、近い未来 長期に渡って実際に社会に影響を及ぼすプロジェクトを手掛けたいと思うようになりました。

ミネルバは課題の量が多いことで学生たちに知られていますが、授業は午前中しか無いため、時間を有効に使うことができれば 空き時間に自分の好きなことをできるスケジュールになっています。またミネルバには卒論が無い代わりに、学生は3年時からミネルバの学びの集大成である「Capstone Project」に取り組み始めます。今までに得た知識とスキルの両方を活用し、学生自ら一からプロジェクトを立ち上げます。

こうした理由から総合的に見て、世界中で学べるだけではなく、コミュニケーション能力や分析力を高めることに重きを置いた授業の積み重ねと、体験型の学習やインターンシップを通して、社会から求められる実用性・柔軟性・創造力・多面的な思考・ 問題解決力を鍛えられる環境が整ったミネルバ大学は私にとって最高の選択でした。もちろん、新設の大学であり新しいことに取り組んでいるからこそ大学の問題点等も浮上するでしょう。しかし、他の大学よりも規模が小さいこと、先生やスタッフとの距離がとても近いこと、今までに長年積み上げられてきた伝統の拘束が無いことから、何か不満があってもすぐに改善できるので特に心配はしていません。

DSCF0124
高校(UWC-USA)は標高2000mの山奥にあった(photo credit to Anneli Xie)

国内、海外の進学を問わず、大学受験を控えている高校生の読者の方は何を基準に「志望校」を決めているでしょうか。言い換えると、他の大学ではなく、その志望校にどうしても行きたい理由はなんでしょうか。また、大学生になったら何が楽しみですか。

もしそれが偏差値や大学のランキングのみに基づいて決められたものであって、即座に明確な行きたい理由を列挙できなかったとしたら、少し立ち止まって考え直して欲しいと思います。また「大学生になったら、何が楽しみか」という問いに対して、大学での学びについてを答える生徒が少ないのは、入学前に大学のカリキュラムの特色を研究していないことを顕著に表しています。「国内・海外」「偏差値」「ネームバリュー」といった枠組みにとらわれずに、大学の特色をしっかり見極めた上で自分がどこに行きたいかをもう一度自分に問いただしてみてはいかがでしょうか。話の流れから大学受験を例にとりましたが、これは他の意思決定プロセスにおいても同じことが言えるはずです。

最後は少し脱線してしまいましたが、私がミネルバ大学に進学を決めた理由が分かっていただけたかと思います。次回は「学校以外のコミュニティーの重要さ」について、また山中伸弥教授を副代表理事に、羽生善治棋士を評議員に抱える『孫正義育英財団』のオープニングセレモニーに参加した際の話を書きます。それでは。

Thumbnail image by Yudai Edasako

二兎を追うのは当たり前。授業と社会を行き来するミネルバ大学 学生流の学び

片山晴菜

 

こんにちは、片山晴菜です。

前回の記事で、ミネルバ大学では“スキル”を学ぶにあたって、授業や研究課題にも他のスキルと合わせて歯車式に繰り返し応用することで、概念自体の正しい理解を深めることはもちろん、スキルの活用法を学んでいくという風に説明しました。

このスキルというのは100以上に体系化されていて、HC(HC=Habits of Mind and Foundational Concepts:思考習慣と基礎概念)と呼ばれています。それぞれのHCは大きく4つの技能(批判的思考力、創造力、コミュニケーション能力、インタラクション能力)に振り分けられており、ミネルバの学生はみな、入学後一年かけて 将来どの分野でも幅広く応用できる基礎となる力を養います。

「どのように知識を習得するか」に焦点を置いて開発されたミネルバの学びの柱であるHCですが、とても抽象的な概念であるゆえに、具体例なしでは想像しにくいかと思います。そこで今回はHC群の中でも非常に汎用性の高い「問題解決」の概要を説明した上で、それらが実社会の課題を紐解くのに どう応用可能かということを、先日参加したハッカソンでの具体例を交えて説明します。

【理論】ミネルバ式問題解決ユニットとは

先述の通り、HCは大きく4つの技能に振り分けられており、これから紹介する問題解決HCは創造力を養うEmpirical Analyses(実証分析)という科目に属しています。Empirical Analysesでは自然科学と社会科学の学問で用いられる主な研究手法を学ぶことを通して、効果的な問題設計や仮説の発展と実験におけるアプローチ、データの分析とそれに基づいた推測の仕方を身につけます。

minerva-schools-at-kgi-20-638

入学して一番初めに学んだユニットが「問題解決」でした。このユニットではサンフランシスコに密着した以下の2つの大きな社会課題を元に問題解決の手法を学びます

  • Increase food security for low-income San Francisco residents(サンフランシスコに住む低所得居住者の食料保障を向上せよ)
  • Create a city-wide plan to increase preparedness for the next California drought(次のカルフォルニア干ばつに備えるための市の計画をデザインせよ)

このユニットで習得するHCは更に細分化され、問題分析と問題解決の二つの要素から成り立っています。他のユニットや科目で学ぶデザイン思考やゲームセオリーもこの要素に分類されており、実際には科目の枠組みを越えて問題解決に取り組みます。

問題解決ユニットで紹介されるHCの一部は以下の通りです。

問題分析(Problem Analysis

Untitled drawing_waifu2x_art_noise3_scale_tta_1.png

 

問題解決(Problem Solving

Untitled drawing (1)_waifu2x_art_noise3_scale_tta_1.png

【実践】HCスキルのハッカソンでの応用例

さて、上記の呪文のようなHCは実際にどう使われていて、どういった実社会の課題に応用可能なのでしょうか。

つい2週間ほど前、UCバークレーで開催されたマーケティングのハッカソン(広義に、チームがイベントの主題に対してアイディアを提案する大会一般を指す)にチームと参加しました。

カリフォルニアをベースに豆腐や湯葉の販売をアメリカ全土で展開する企業(HODO SOY)から出されたハッカソンの課題は「マーケティングを通して、従来の顧客層と新規消費者層の双方から新しい豆腐の支持者を獲得する」

PB180371.JPG
HODO SOYの創設者にミネルバ大学の仕組みについて説明するチーム
Photo credit to FoodInno

実際には複数のHCを組み合わせて解決法を模索していくのですが、ここでは#gapanalysisに焦点を置きます。#gapanalysisでは以下のステップに沿って問題の分析を進めます

  1. 課題の現状とゴールを把握し、その差を明確にする
  2. 差を埋めるための方法を模索するのに
    1.  既存の取り組みを調べる(他の企業・業界による同様の課題の成功事例を含む)
    2. それらを評価し、新たな解決法が必要かを見定める

実際のハッカソンでも、チームは#gapanalysisの思考過程に倣い、マーケティングの戦略を立てました。以下がその流れです。

  1. 課題の現状とゴールを把握し、その差を明確にする

ゴール:従来の顧客層と新規消費者層の双方から新しい豆腐の支持者を獲得する

現状

アメリカ全土における現在の豆腐の主な消費者

  • ビーガンらの菜食主義者
  • 高級料理店のシェフや美食家・健康意識が高い個人
  • 東〜東南アジア系の移民

上記の既存の顧客に加え、ターゲットにしたい顧客層

  • 豆腐にあまり詳しくない消費者
    • 今まで豆腐を食べる機会がなく、豆腐の味や調理法を知らない
    • 菜食主義者向けの肉の代替品として豆腐を認識している
    • 豆腐と接する機会が少ない、印象に残りづらい
  • 今後の食のトレンドを牽引するミレニアム世代(1980年代〜2000年代初頭までに生まれた人)
    • 豆腐は東〜東南アジア移民向けで、流行遅れと考えられている
    • 周りに豆腐を食べている人物がいない

現状とゴールの差

① 今まで豆腐を食べる機会がなかった消費者に、豆腐の魅力と調理法を知ってもらう

② 菜食主義者向けの肉の代替品として、または東〜東南アジア圏の食材として“のみ”の豆腐のイメージを打破する

③ 豆腐と接する機会を増やす、またその際に印象を残る仕掛けをする

④ 豆腐=スタイリッシュというイメージを浸透させる

 

  1. 差を埋めるための方法を模索する

a. 既存の取り組みを調べる(他の企業・業界による同様の課題の成功事例を含む)

HODO SOYが既に行っている取り組み

  • 電子レンジで調理ができる湯葉パスタや豆腐カレーナゲット等加工食品の販売
  • サンフランシスコ市内の数々のレストランに出荷
  • Costcoなど大手スーパーやファーマーズマーケット等での商品の販売及び試食の実施
  • SNS(Facebook, Instagram)アカウントの活用
  • 有名レストランとの共同レシピ開発
  • 自社ウェブサイトでの多国籍豆腐レシピの公開

他社のマーケティング成功例

  • BOBA GUYS(カリフォルニア拠点のタピオカティーショップ)
    • 南アメリカで定番のドリンク(Horchata)フレーバーのタピオカティーを開発するなどを通して、タピオカティー=東〜東南アジア圏の飲み物という固定概念を打破。結果、国籍や民族にとらわれない幅広い顧客数を獲得
    • 記憶に残るキャッチフレーズやハッシュタグの創出
    • あるテーマを元に画一化されたソーシャルマーケティング
    • ブランド独自のマスコットキャラクターと関連商品の販売(アパレル、バッグ、水筒等)
  • 男前豆腐店(http://otokomae.jp/
    • 一目でわかる他社と異なるパッケージング
    • 豆腐レシピを動画で配信
    • 記憶に残るキャッチフレーズの創出(例:“本物の男前はあなたを裏切ったりしない”)
    • ブランド関連商品(アパレル、タオル)の販売

 

b. 既存の取り組みの評価と解決法の創出

  • 自社ウェブサイトでの多国籍豆腐レシピの公開をしているものの、消費者の目に留まりにくい

 → 男前豆腐店のように豆腐レシピを動画で配信する。消費者の目に留まりやすいようSNS上で主に展開する。SNSデハリズム感が重視されるため、動画は1分以内に短くしたものを使う(イメージ:Tastyビデオ)[①, ②]

  • 各地で商品が販売されているものの、自社製品として消費者の記憶に残りにくい

 → 企業ロゴに使用されている大豆の形を元にブランドのマスコットを作成。消費者の一人一人が特定のマスコットに愛着を持てるように、異なる性格を保有するマスコットをデザイン (e.x. 筋トレをする大豆:プロテイン価の高さもアピール)。またマスコットごとにキャッチフレーズを考案し、消費者の記憶に残るようにする [①, ②, ③]

 → マスコットを使用したブランドの関連商品も併せて販売する。特定のブランドに対する買い込み(支援)を通して、消費者に企業間との強いコネクションを感じてもらう [③]

 → 関連商品を日常的に使用してもらうことでブランドの露出が増え、間接的にブランドの印象付けも可能。

Untitled drawing (2)
マスコット導入の提案に試作として開発された“HODO”。彼は育ちの良い“Good bean”の設定
  • SNS(Facebook, Instagram)アカウントはあるものの、統一感がない。また、更新も頻繁でなく、SNSの利点を最大限に活用しきれていない。

→ 洗練されたタイムラインの作成を通してブランドイメージを強化する [④]

 → BOBA GUYSのように商品だけでなく、企業の商品を消費する人々のライフスタイルも共有することで、企業と消費者が一緒になって商品を作り上げている雰囲気を創出する [①, ③, ④]

        → 舞台裏(豆腐の製造過程や従業員について)を共有し、企業の哲学も宣伝する [③]

 → Instagramのストーリー機能を活用し、消費者が企業及び豆腐との接点を日常的に持てるようにする。創設者とのQ&Aライブセッションを開催することでブランドに近親感を持ってもらえるように働きかけ、不定期のGive-awayキャンペーン(アカウントをフォローした上でコメント欄に友人をタグ付けした人物のうち1〜5人が企業の商品を獲得するキャンペーン。これにより情報が加速度的に広まる)を開催することでブランドと商品の承認を急速に広めることができる [③]

 → フードブロガーや、フィットネスモデル、ミレニアム世代の間で有名なインフルエンサーと提携する。この際に、ジェンダーや民族等が偏らないよう 多様な人材を起用する。[①, ②, ③, ④]

                       → 菜食主義者のボクサー等を通して、既存の顧客層の支持も強化、拡大

 

—————————————

ミネルバ大学の学生が普段どういったことを学んでおり、それが授業外での社会における課題にいかに応用ができるか、ということを少しでも分かっていただけたでしょうか。私も含め、ほとんどのチームメイトにとっては初めてのハッカソンではありましたが、3位入賞という結果に終わり、マーケティングを専門に専攻している他大学の学生や既にその分野で働いている参加者もいた中で、1位と2位もミネルバが独占する結果になりました。

 

今回は規模の小さな大会でしたが、私のルームメイトのようにサムスンのハッカソンで優勝しニューヨーク行きの切符を獲得したり、シンガポール航空の主催するハッカソンに参加し 優勝旗をはるばるシンガポールから持って帰ってきたりしている学生もいます。また、ハッカソンに限らず大学生活を送ると同時に、自分の経営している会社や団体の活動に従事したり、企業のマーケテングインターンとして働いたりしている学生も少なくありません。もちろん課題の多いスケジュールの中で時間の管理は簡単ではありませんが、授業で学習することが学外のプロジェクトで実際に活用できることを実感することで、より一層意欲的に授業に参加するようになる、ポジティブフィードバックループが生まれます。

DSC_1325
先週開催されたFriends Giving Feast。ミネルバの学生の大半が留学生であるためサンクスギビングを家族で過ごすことはないが、こうして学生とスタッフが集って大きな家族として祝福した
Photo credit to Stella Odiwuor

学業の他にすることがあると学業の妨げになるのでは無いか、という考えもあると思います。しかし、自分がなぜ特定の事柄について学んでいるのか、そしてそれが実際に社会でどのように応用できるのか、といった繋がりを理解する機会を通して、学生はより学業にのめり込んでいくことができると信じています。

 

では、また次回。

Thumbnail photo by FoodInno